この記事は…「ベクターレイヤーって何?」「どんなことができるの?」「ラスターレイヤーとの違いは?」といったあなたにオススメです。
POINT
【ベクターレイヤーはこんなことができる】
- 線を自由に動かせる
- 線の太さを変えられる
- 拡大しても劣化しない
- はみ出した線(交差線)を一瞬で消せる
それでは「線画に最適なベクターレイヤーの使い方」について特徴を含めて説明していきたいと思います。
線画に特化したベクターレイヤーの使い方
ではまず初めにベクターレイヤーの使い方について説明していきたいと思います。
【ベクターレイヤー作成はアイコンをクリック】
※メニューの「レイヤー」から「新規レイヤー作成」「ベクターレイヤー」でも可能。
【ベクターレイヤーで描かれた線を専用ツールで色々と変更している様子】
【ベクターレイヤー用のツール一覧】
では「ベクターレイヤー専用ツール」の使い方を1つずつ簡単に紹介していきます。
ベクターレイヤーの「制御点」
ベクターレイヤーで描いた線には制御点(水色四角)がつきます。
制御点をうまく使うことで線の移動や変形をすることができます。
制御点の操作項目
- 制御点の移動(線を移動する)
- 制御点の追加(制御点を増やす)
- 制御点の削除(制御点を消す)
- 角の切り替え(曲線か直線の切り替え)
- 線幅修正(線を細くor太くする)
- 濃度修正(濃度を変化させる)
- 線の切断(制御点を切る)
ベクターレイヤーの「ベクター線つまみ」
ベクターレイヤーの線をクリックしてつまみ、そのままドラッグすることで変形させます。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 端を固定して変形可能
- つまみ加減により変形具合を調整
- 効果範囲を変更できる
ベクターレイヤーの「ベクター線単純化」
荒れている線を単純化(なめらかなライン)することができます。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 単純化度合の調整
- 短い線(指定値)を消去可能
ベクターレイヤーの「ベクター線つなぎ」
離れた2本の線をつなぐことができます。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 線をつなぐ間隔を指定できる
- 線の単純化も同時に行える
ベクターレイヤーの「線幅修正」
ベクターレイヤーに描いた線の太さを修正することができます。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 修正する線幅を指定できる(抜きが丸くなる)
- 線幅を指定した倍率で修正可能(抜きは丸くならない)
◎ちなみに「指定幅で太らせる/細らせる」はラスターレイヤーでも適用できますが少しラインが荒れる傾向にあります。
ベクターレイヤーの「ベクター線描き直し」
描かれた線をなぞることで描き直しすることができます。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 端を固定して描き直し可能
- 線をつなぐも同時に行える
- 線の単純化も同時に行える
ベクターレイヤーの「ベクター線幅描き直し」
描かれた線をなぞることでブラシサイズで指定した太さに変更できます。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 描き直す幅のサイズを指定できる
ベクターレイヤーの「ベクター用消しゴム」
ベクターレイヤー用に特化した消しゴムです。
【ツールプロパティ項目で出来ること】
- 触れた部分を消す
- 交点までを消す
- 線全体を消す
「ベクターレイヤー」から「ラスターレイヤー」に変換する方法
線画に対して機能が豊富な「ベクターレイヤー」ですが、繊細なペンタッチで描こうとすると「ラスターレイヤー」の方が使いやすい場合もあります。
(特に消しゴムは制御点の影響でうまく消せなかったりする)
そういったときは「ベクターレイヤー」を「ラスターレイヤー」に変換しましょう。
【変換方法はメニューの「ラスタライズ」】
【メニューの「レイヤー変換」からも可能】
まとめ
ではまとめていきたいと思います。
- 線を自由に動かせる
- 線の太さを変えられる
- 拡大しても劣化しない
- はみ出した線(交差線)を一瞬で消せる
- ラスターレイヤーに変換できる
以上になります。
ベクターレイヤーはツールを使いこなすことで線画のクオリティや効率化につながるのでぜひ使ってみてください。
◎ちなみに私は3D素材を主に配布しています。
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