この記事は「クリスタとSAIどっちがいいの?」「機能の違いは?」「使いやすい方を教えて」といったあなたにおすすめです。
POINT
この記事では「クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)」と「SAI」について5つのポイントを比較していきます。
- 使いやすさ(操作性)
- 機能(追加要素)
- サービス(サポートなどの追加要素)
- 情報量(使い方)
- 金額
「クリスタ」は無料でこんなことができるようになります。
それではクリスタとSAIどっちがいいのか比較していきましょう。
【比較】クリスタとSAIどっち? 使いやすさ編
ペイントソフトは世の中には多種類あります。
アナログからデジタルに移行する時に一番気になるのは「使いやすさ」だと思います。
せっかくソフトを購入したのに使いにくければ意味がありません。
POINT
「クリスタ」と「SAI」の基本的な操作方法は同じです。
- 液タブ・ペンタブで描く
- カラーの種類
- レイヤー(用紙)構成
- 読み込み&書き出し
- ペンの筆圧調整
- ペン先の形状選択
などなど…
基本的な操作はソフトによる差はあまりありません。
両ソフトともベースは一緒で、アナログに近い操作を目指して開発されているので大丈夫です。
ただし、使いやすさでよく言われるのは「クリスタ」は上級者向けのソフト「SAI」は初心者向けのソフトでです。
なぜそう言われるのかというと搭載されている「機能」の差が大きいからです。
単純に機能が多い「クリスタ」は使いきれずに混乱してしまうことが多くなります。
その理由については事項の「機能」にて紹介していきます。
【比較】クリスタとSAIどっち? 機能編
「クリスタ」と「SAI」で大きな違いが出るのは「機能」だと思います。
個人的には機能が多ければ多い方がいいと思います。
使いきれないと思う方がいるかもしれませんが、使えないうちは使わなければいいのです。
デジタルに慣れてくると使いたくなる時がいずれくるので焦る必要はありません。
初心者のうちから「クリスタ」の機能を全て使える人はいないと思います。
◎クリスタのおおまかな機能を簡単に紹介していきます。
- 豊富な基本素材
- 豊富なツール&カスタマイズ設定
- 2D・3Dの線画抽出(LT変換)
- アニメーション
- CLIPSTUDIOASSETS(素材の共有場)
- 漫画に特化した素材や表示
- 細かい裏技的な機能
素材には初めからダウンロードされている素材(販売元:セルシスの素材)とCLIPSTUDIOASSETSでダウンロードされる素材があります。
少しコツがいりますが自作することも可能です。
【クリスタ公式:「ブラシ」素材の使い方動画】
◎3D素材関係を詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
◎クリスタの機能関係についてはこちらのリンクにまとめています。
※一部「SAI」にも搭載されているものになりますが、素材量や設定項目などが圧倒的に「クリスタ」の方が多いです。
「CLIPSTUDIOASSETS」については次項の「サービス」の方で紹介していきます。
【比較】クリスタとSAIどっち? サービス編
ここでいう「サービス」とはソフトそのものではなく、サポート体制になります。
お問合せ窓口などの基本的なサポートについては「クリスタ」「SAI」両ソフトともにあります。
POINT
「CLIPSTUDIO|応援サイト」では様々な無料サービスを受けることができます。※素材やダウンロード商品は一部有料
- CLIPSTUDIO ASSETS(素材共有場)
- CLIPSTUDIO ASK(他ユーザー全体への質問)
- CLIPSTUDIO TIPS(公式&他ユーザーの使用ガイド)
- CLIPSTUDIO SHARE(SNSなどで作品を見やすい形で共有)
- PLUGIN STORE(クリスタの機能を拡張)
上記サービスはサイトでも見られますが、「クリスタ」購入時にダウンロードされるアプリが一番使いやすいかと思います。
アプリ起動画面左にあるタブ
その他サポート(漫画賞応募&個人出版)
ちなみにクリスタを買っていなくてもアカウント登録さえすれば受けられるサービスもあります。
◎商用可能で無料素材も多数あります。
例:雲ブラシ
例:ドア(3D素材)
冒頭でも紹介した素材はどちらも無料で「CLIPSTUDIOASSETS」に公開されています。
◎ちなみにドアの3D素材は私が配布している無料素材になります。
◎もっと詳しく「CLIP STUDIO ASSETS」について知りたい方はこちら。
◎オススメ無料素材についてはこちらのリンクにまとめています。
【比較】クリスタとSAIどっち? 情報量編
ソフトの機能を快適に使ったり裏技的な使い方やトラブルを回避するためにはネットや書籍に載っている「情報」が不可欠です。
また、ソフトの機能更新(バージョンアップ)頻度や内容を知ることも重要です。
POINT
情報量についてはおそらく「クリスタ」の方が多く出回っていると思います。
以下理由
- ユーザー数 国内NO.1のペイントソフト
- 公式のTwitter運用(2019.11現在 フォロアー数:21万)
- 公式の創作応援サイト設立
- ユーザーが独自の使い方を記事にできるサイトを完備(TIPS)
- ユーザー同士が繋がりやすい環境作り(ASK)
- 他企業との連携が強い(pixiv、ワコム、集英社など)
◎クリスタの裏技的な使い方はこちらにまとめました(ネット環境によってTwitterカードが映らないかも…)
ちなみに2019.11現在ではTIPSに投稿された記事から賞金も出ているくらい活動を活発化させています(毎月総額10,000$)
もちろん賞金以外にも情報公開にはその他サーバー代や人件費などのお金がかかっています。
そう考えると「ソフトが高くなるのではないか?」と不安になりますが安心してください。
(セルシスはソフト以外にも他企業との取引やCLIPSTUDIOASSETSでの収益や広告費等も稼いでいるはずなのでソフト自体はそこまで高額ではありません)
次項にて金額について紹介していきます。
【比較】クリスタとSAIどっち? 金額編
「クリスタ」金額 ※2019年11月現在の値段【ダウンロード版】
- 【CLIP STUDIO PRO】 5,000円
- 【CLIP STUDIO EX】 23,000円
(現在の値段は公式サイトで確認してください)
「SAI」金額 ※2019年11月現在の値段【ダウンロード版】
- 【ペイントツールSAI】 5,500円
(現在の値段は公式サイトで確認してください)
価格安い順
- 【CLIP STUDIO PRO】 5,000円
- 【ペイントツールSAI】 5,500円
- 【CLIP STUDIO EX】 23,000円
POINT
「クリスタ PRO バージョン」と「SAI」の値段差はあまりありません。
ただし、「クリスタEX」の値段差はすごく大きいです。
◎クリスタの「PRO」と「EX」の機能差はこちらに詳しくまとめました。
即決!クリスタ【PRO】vs【EX】値段による違いと機能を実例で解説
よくいわれるのが「漫画を描くならEX」「イラストのみならPRO」になります。
ただ、迷ったら「PRO」を買って、その後に「EX」にアップグレードすることもできるのであまり気にしなくても大丈夫です。
※アップグレードは優待金額で買えるため、始めからEXを買った人と金額は変わりません。
(余談ですが…おそらく「クリスタPRO」は「SAI」よりも導入コストを安くするために作られたかと思います)
◎クリスタの販売元:セルシスについて詳しく知りたい方はこちら記事を参考にしてください。
まとめ
それではまとめていきたいと思います。
◎クリスタとSAIどっちがいいの?
- 基本的な操作性はあまり変わらない
- 機能はクリスタが多い
- クリスタはサービスが充実している
- クリスタは情報公開に熱心
- 金額の最安値はクリスタPRO
◎クリスタのダウンロードやインストール時の注意点はこちらの記事に詳しくまとめました。